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「動物農場」高畠文夫訳を読んだ感想

あらすじ人間たちにいいようにされている農場の動物たちが反乱を起こした。老豚をリーダーにした動物たちは、人間を追放し「すべての動物が平等な」理想社会を建設する。

この本はソ連を風刺した作品(たぶん)で農場という小さいエリアに置き換えて書かれているんで読書初心者の僕にも読みやすかった。

 

動物は人間に奴隷のように扱われてて、もう嫌だ!となって人間達を追い出します。初めは動物たちは人間のように強い者が弱い者を押さえつける社会じゃなくて平等な社会にしようと誓いを立てるんですが、動物の中にまた人間みたいな役割の奴が出てくるんですよね。で最終的には豚が服を着て鞭を持って動物を監視するという元の世界に戻っているという話です。

 

この話怖いですよね。実際にこういうことってあるだろうし、僕もこんな世界は嫌だと思います。絶対に嫌だと思うんですけど、でも、そもそも平等な社会って本当にできるのかな?とも思いました。いざ平等になったらほかの人よりもいい思いをしたいと思うのは人間の性のような気がするんですよね。だから頑張れるということもありますよね。他の人を見返す為にがんばったり1番になるために頑張ったり。

 

この話に出てくる動物は前向きな動物が多いんです。独裁者を倒して自由になった。これからは僕たちの国だということで少しでもいい国にしようと頑張ります。でも新しい独裁者が出てきて、その頑張りは報われないんです。頑張りは報われなくてそれも動物たちは(独裁してる賢い動物は除いて)馬鹿だからどうすることもできないんですよね。そこが見ていて嫌な気持ちになります。

 

あと僕は読む前からあらすじを見てたので動物が独裁者(豚)に洗脳されていくのを知っていました。だから見ていてあ~今独裁者を止めなかったら独裁者の思うつぼやぞとか、今お前ら洗脳されてるぞとか思いながら見ていました。でも動物たちはあらすじを知らないのでバンバン洗脳にかかっていきます。ということは僕はあらすじを知っていたから洗脳にかからないんですよね。やっぱり知識が大事なんだと改めて思いました。

 

この本は箱庭を見てるように俯瞰で見ました。

面白かったです。